Arduino nano互換品とは
色々と工作や実験に使えて軽量、しかも安いということで候補に挙がるのはArduino nanoです。
買ってきたのは安い互換品。私は秋葉原のラジオデパート1Fのお店で買いましたが、Amazonなどにもいろいろな種類の取り扱いがあるようです。https://www.shigezone.com/
普通の互換品が500円、さらに安い激安品が300円だったと思います。何が違うんですか、と聞いたところ、普通の互換品は普通のチップが乗っているけど、激安品はチップ自体何が使われているかよくわからないです、でも動きます、ということでした。
PCに接続する
Arduino nanoでは、接続のためのUSBケーブルはMini-Bが必要です。互換品はUSB接続のためのチップが正規品とは異なり、CH340というのが使用されています。
デバイスマネージャーで見ると以下のように、COM5ポートに接続されているのがUSB-SERIAL CH340になっていることが分かります。
Arduino IDEからプログラミングをする(互換品)
PCにArduino IDEをインストールして、プログラムを書き込みます。通常は書き込み先としてArduino nanoを選択しますが、互換品の場合は、Arduino nanoを選択しただけではエラーになってスケッチのダウンロードを行うことが出来ません。
Arduino IDEから、以下のようにツール>プロセッサ>ATmega328P(Old Bootloader)を選ぶと、無事に書き込んで動作させることが出来ました。
これで、普通の互換品のほうはLEDを点滅させて動作確認を行うことが出来ました。
激安品を使ってみる
続いて、激安版の互換品。まず、コネクタがマイクロUSBなのが異なります。考えようによってはこっちのほうが使いやすい・・・
そのままでは書き込みエラーになって使えない。と思ったらデバイスマネージャーで確認したところCOM6に接続されていたので、Arduino IDEからの接続をCOM6に変更すると無事に接続して書き込みが出来ました。
ただし、クロックの周波数が異なるのか、LED点滅の時間が通常の互換品よりも長くなります。点灯1秒、消灯1秒の設定で、5回繰り返して約40秒だったので、本来は10秒ですから約1/4の速度で動いているということですかね。
とりあえず使えることは分かったので、使いどころは色々とありそうに思えます。
追記
後日やってみたら動かなくなってしまって追加でやったこと。
- こちらからCH340/341のドライバを入れなおす。
- ボード設定のところで書き込み装置をUno as ISPに変える。
本当に必要かどうかわからないのですが、参考のためメモ。