小学生がプログラミング必修の時代になった
小学校でプログラミング教育が必修化されます。
どのような形で授業が行われるのか、小学生の親としては興味があるところです。調べると、Scratchのようなグラフィカルなブロックを使って、プログラミングするのが主流になるようです。そうですよね、キーボードどうするって思いますよね。
ブロックには、if文とか、while文とか、制御構造に沿った色々なブロックがあります。それらを組合わせて、プログラムを作って、キャラクターを動かしたりすることで、プログラミングの、論理的な考え方を学ぶことが、できるようになるようです。
素晴らしいことに、色々な環境がWebからフリーで使えます。これまでに、わが家でも子供と一緒にいくつか試してみました。Scratch、Micro:bit、プログラミングゼミ、最近ではSpringin’を試しています。
やってみて大切だなと感じたことを、挙げてみたいと思います。ちなみに試したのは子供が小2~小3の時期です。
興味を持って自走できるのか
正直に言って、横で張り付きで教えるのは結構大変です。下手するとこっちが一生懸命操作していて、子供は興味がない、という状態になります。
ですので、チュートリアルが充実していて、これやってみな、と渡して自分で進めてもらえるのが理想です。
興味を持って自走できると、横で張り付いて教える必要はありません。子供だけで進められる、クイズ形式のような形になっていると、ほとんど対応しなくても勝手に進めてくれて楽です。
これができたのが、プログラミングゼミでした。チュートリアルが非常に充実していて、ゲーム感覚で、どんどんいろいろなロジックを使えるようになっていきます。
それから、ブロックを使ったプログラミング方式ではないですが、Springin’も直感的に操作が分かりやすく、試行錯誤しながらどんどん進めてくれました。絵を描く機能が充実していて、お絵かきでキャラクターを作るのも気に入ったようでした。
まずは興味を持って、楽しんで集中できることは、とても重要に思います。
実際にものが動かせるか
画面の中でキャラクターが動いているだけでなく、実際にロボットなど、ものを動かせると、非常に食いつきがいいです。
Micro:bit、LEGO(Mindstorms、WeDo)が該当しますが、残念ながらわたしはLEGOは使ったことがありません。よくプログラミング教室で、ロボットプログラミングというと、大概はLEGOですね。
Micro:bitはサーボやモーターを制御する拡張基板が結構市販されていて、簡単な電子工作で、プログラミングで制御できるロボットを作ることができます。Amazonで安いサーボも売っているので、割と安価に組み合わせて作れてしまいます。
実際にモノが動くと、動かしながらああしてみよう、こうしてみようと試行錯誤をして考えるモードに入りやすいように思います。
将来に向けて
今から20年前くらいを思い返すと、2000年ですからパソコンでいえばWindows 2000の時代、その後スマホが出てくるなんてまだ思ってもいないような時代でした。
同じように、これから20年後には、今では想像できないような世界になっているのは、間違いありません。
業務で使われるようなプログラミング言語も、時と共に栄枯盛衰があります。プログラミング教育を、IT技能の習得、のように考えるのは、わたしにはしっくりきません。
将来に向けて、なにが一番役に立つのかと考えると、それは技術的な知識ではないように思います。楽しく作って、自分で考えたものが、実際に動いた経験そのものなのではないでしょうか。
技術は変わり続け、進化し続けます。このような変化を機に、興味を持ち続けて、さらに新しいものを生み出していきたいと思えるような、子供たちが増えるといいなと思います。